2018年12月30日日曜日

130:プレーオフ決勝

Buenas tardes!!

こんにちは。




帰国してから3ヶ月があっという間に経過しました。

トレーニングに練習に仕事に充実した毎日を過ごしております。




さて、今回はプレーオフ決勝について書きます。

やっと書くことが出来ました。




プレーオフ決勝では肉離れしていましたが、僕が先発しました。






痛み止めを飲んで何とかマウンドに立ちました。




初回の攻撃は無得点。




相手の先発投手は前日までスペイン代表の選考会に行っていた投手で、




前日に落選し、そのままプレーオフの決勝のマウンドへやって来ました。




球も速く、角度もあり、




とても良い投手だったように思います。




一方僕の方も初回は無失点に抑えました。







その後3回まで両者無失点で迎えた4回裏、

うちのチームの守備の歯車が少し狂いました。




エラーでランナーが1塁2塁の場面、




バッターは先発投手ながら6番を打つ選手。




2ストライクまで追い込み、

決めにいったインコースのストレートを詰まりながらサードの後ろに落とされ、そのまま2塁ランナーが生還し、先制点を奪われてしまいました。




しかし、打ち取った当たりだっただけに、落ちどころが悪く、少し悔しい思いでしたが、

切り替えることが出来ました。




その後2人の打者を三振に討ち取り2アウト。

ランナーは1塁2塁。




9番バッターに対しストレートで空振り、スライダーで見逃しのストライクを取り2ストライク。




その後シンカーが外に外れてボール、




またスライダーを投げるもファールで粘られ、




2ストライク1ボールのカウントで、




決め球にシンカーを選びました。




理由は前回の打席ではシンカーには全く目が追いついていなかったのと、その前のスライダーはファールにしてバットに当ててきている上に、相手打者は左打者なので、外へ動くボールで討ち取る方が討ち取れると思ったからです。







しかし、そのシンカーを外のボールゾーンに投げきれず、

甘いところへ入ってきたところを打たれるも、センターフライ、

と思ったらセンターが判断を誤り後逸し、二者生還を許してしまいました。




センターの判断が確かに怪しかったですが、




あの状況ではボールになる変化球で三振でアウトを取る選択肢がベストで、




ボールゾーンではなくストライクゾーンにシンカーを投げてしまった自分の失投です。




完全に失投でした。


そのまま4回途中3失点で降板しました。


そのあとはMañeがリリーフ。




味方のエラーによって1点を失うものの、後続を討ち取り、




4回表終わって4点差になりました。







この回の攻撃の前に円陣で監督から、







まだ試合は始まったばかりだから焦らずに行こう。このプレーオフに向けてやってきたことを信じてやっていこう。




と声かけがありました。







その通りです。まだ半分も終わってないので、何も落ち込むことはない。




しかし、その後両投手好投し無得点が続きましたが、




その後Rivas打線が奮起し、一挙4得点。




一点差まで詰め寄りました。


そして最終回。







ここまでチームをキャプテンとして引っ張って来た正捕手のEdelがセンター前ヒットで出塁。




同点のチャンスです。







しかし、後続2人が三振に倒れゲームセット。










終わってしまいました。




ホームで開催されたプレーオフに万全を期して臨んだものの、敗れてしまいました。







本当にあの一球に泣きました。




シンカーをストライクゾーンに投げにいっえしまう心の弱さで負けました。




チームもこの試合でとても浮き足立っていたと思います。




それまで守備のエラーも無く来ていましたが、




この試合ではエラーが多く、




又、サインミスも多かったです。







みんな緊張していただろうし、責任を感じてプレーしていました。




しかしその責任が重みになってしまった選手が多かったように思います。




いつものみんなじゃなかった。




少し固いというか、なんというか。







さらに、相手のチームも良いチームだった。




戦い方がとてもクレバーで、




打者全員が簡単にアウトになってくれない感じでした。




そして何より今まで戦って来たチームの中で1番相手に対してリスペクトがあるチームでした。




ベンチから誰一人として相手を罵るようなこと言う人がいなかったです。




マウンドで嫌な気持ちになるようなこと言われなかったです。




あの試合では本当に充実した勝負が出来ました。純粋な混じりっけなしの勝負が出来ました。







負けた瞬間はとても悔しくて、

良い大人が泣いていました。チームみんなが悔し涙を流していました。







でも、その後のミーティングで監督から、




とても良いプレーオフだったし、みんな良い働きをしてくれた。こんな監督について来てくれてありがとう。また来年もプレーオフに出て勝とう!




と、言ってくれました。本当にいい監督です。




その後さらにチームの主砲のLionelから、




今日俺たちは負けたけど、俺たち全員良い選手だし、良いチームだ。最高の選手たちの最高のチームだ。だけど、今日は俺たちのプレーが出来なかった。ただそれだけだ。野球ってそういうもんだ。だからまた前を向いて来年に向けて頑張ろう。




と言って、悔しさで溢れるチーム全体の雰囲気をすぐに次の目標に切り替えてくれました。




こういった言葉かけのせいか、その後の表彰ではみんな笑顔でした。







こういうチームで野球できて幸せですね。




人生で初めて負けた試合の後にとてもポジティブな気持ちで終われたような気がします。




このチームに来てからはずっと勝ち続けてきて、負けたことがなかった。




しかし、最も重要な大きな場面で負けを喫した。




この事にはとても重要な意味があると思います。




それが何なのか今はわかりませんが、きっといつかわかる日が来ると思います。




このチームで野球することが出来たから、

このチームでずっとやってきたからこそ、




この敗戦を喫してもなお、ポジティブな気持ちで居られるのだと思います。

チームと仲間に恵まれました。

Gran equipo!!


表彰では、最優秀投手に教え子のIvanが選ばれました。










最後に、今シーズンは資金的に厳しいところ、沢山の方々にクラウドファンディングにて資金援助をいただきまして、誠にありがとうございました。

皆様からのご援助が無ければこの様な経験も出来なかったこと、大変感謝しております。ありがとうございました。




そして日頃よりご声援、応援して頂いている皆様にも感謝申し上げます。とても励みになりました。おかげさまで今年も最後まで頑張れました。

ありがとうございました。










さて、また来年に向けて頑張ります!







それでは、







Hasta luego!!

2 件のコメント:

  1. 同級生 吉井2019年4月24日 15:29

    好きなこと一つに真っ直ぐ進む姿に尊敬しています。
    ところで最近メルカリを始めました。
    今度会った時は色紙を用意するのでサインください。

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    1. 吉井君、ありがとう!!
      これからも精進して参ります。
      ぜひ!!

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