131：今シーズンも…

Hola! Buenas tardes!!

こんにちは。

皆さまいかがお過ごしでしょうか？




私は例年ならもう既にスペインでシーズンを迎えて一ヶ月経過していますが、

今年から選手登録できるビザの種類が変わり、

急遽手続き等に追われて、

例年より1ヶ月ほど出国が遅れ、

やっと先日Madrid に帰ってきました。

Mi familia!!

トレーニングを継続して、

練習して、

シーズンのパフォーマンスの為の準備をしてきました。


今年の選手登録できるビザの種類の変更は今年の2月に発表があり、

流石にこの時期から手続きなどの準備じゃ間に合わないのではないかと思ったりして、

今年は諦めようかと思うこともありました。




しかし、結局自分のことを突き動かしたのは、Rivasの子どもたち、スタッフの皆さんでした。

ここ数年は自分の成績よりも、彼らのために自分でできることをしたい！という思いでやってきました。

特に子どもたちへのコーチングも選手としてのパフォーマンスと同等に取り組んで来ました。

その中で、初年度のシーズンから教えてきた子たちを始め、

毎年毎年帰るたびに彼らの成長を見守ってきて、

彼らの成長が楽しみでした。




そしてチームメイトやコーチ陣、スタッフの方々への思い…

去年のプレーオフ決勝で敗戦し、

大の大人が悔し涙を流したあの時のこと、忘れられません。

まだ投げられるなら、

彼らの涙を悔し涙から嬉し涙に変えるために、

自分の力を精一杯出して、全力投球したい！という思いがありました。




去年帰国の際にチームの人たちがみんな口々に、

また来年！また来年会おう！来年こそは優勝しよう！

と声をかけてくれました。

帰国してからも、

彼らの思いを胸にトレーニングに仕事に取り組んできたつもりです。

この気持ちを簡単に投げ出すわけにもいかず、

ビザの申請をすることにしました。

例え到着が例年より遅れたって構わない。

1試合でもいい。

一球でもいい。

なんなら代走や守備固めでもなんでもいい。

彼らのために力を尽くしたい。

それに彼らに、また来て欲しい！と言われれば断れないです。




思えば5年前に野球がどうしても続けたくて、

わけもわからずヨーロッパへ飛び出し、

さらに路頭に迷っていたところを、

色んな人たちに手伝ってもらってなんとか人と繋がって、

彼らと知り合って、

ああ、俺はここで彼らと一緒に野球がしたい！と心の底から思える人たちと出会いました。

こんな奇跡のような出来事を簡単に投げ出したくなかったです。

このご縁にもう少し掴まっていたい。

そう思いました。




僕は大した選手でも指導者でもありませんが、

僕はスペインの野球界に何かしらの形で、方法で貢献していきたい。

と思っています。

彼らのために、僕の出せる全力を尽くしていきたい。

そんな思いだけです。

それだけなんです。

少々頭おかしいでしょうか？笑 それでも構いません。

これが僕の道だと信じて一所懸命にやるだけです。




これからも、精進して参ります。




それでは、

Hasta luego!!