2015年3月1日日曜日

009:Madridでの野球指導

Buenas tardes!!
こんばんは。

昨シーズンは、選手としてプレーする傍ら、Rivasに所属する子どもたちの投球動作についての指導も行ってきました。


子どもたちのコーチングまで任されるようになった経緯は、昨春Madridで開催された、スペインリーグに加盟する各チームの子どもたちのカテゴリー(Infantil)の大会である、Campeonato de Españaにて、大会の運営の手伝い(ボランティア)をしている合間に、子どもたちとキャッチボールをしていたら、子どもたちの方から、ピッチング教えてほしいと言われ、大会期間中の空いている時間のほとんどをそれにあてていたところ、評判が良かったらしく、よければコーチングもしてほしいと言っていただいたことから始まります。

はじめから最後までずっと一緒に練習した三人組(左から、Nacho、自分、Carra、Javi)



大会期間中は、Rivasの子どもたちだけでなく、大会に参加していた他のチームの子どもたちのピッチングも指導しました。他の子どもを教えているところを見られてしまい、「俺も!俺も!」状態になってしまいました。

特に、Barcelonaの子どもたちが他のチームでは多かったです。というのも、そのチームの中に、日本人の子が一人プレーしていました。彼を通じて、自分が日本人ということがばれてしまい、さらに、こっちでは、日本人のピッチャーは良いピッチャーが多いという印象があるらしく、日本人に教えてほしい、というより、日本人の投手は、どんなことを教え、教わっているのだろうか、という疑問から、自分のところへ来てくれたのだと思います。
日本人の選手の男の子と彼のお母さんと記念に写真を撮りました。

彼は三年ほど前にスペインへ移り住んできたらしく、もうスペイン語もペラペラでした。自分自身も4年間大学で勉強したのにもかかわらず、彼の語学力には敵いませんでした。子どもの吸収する力はすごいなと、感心しました。語学だけでなく、彼は、他のスペイン人の子どもたちにはない能力をいかんなく発揮していました。そして、彼の所属するBarcelonaはチャンピオンになりました!あっぱれ!Enhorabuena!!!

Rivasにも有望な選手はいます。一人目はBruno。
Bruno

彼は初めて会った時には、小さくて、物静かな少年でした。皆が帰りはじめてから、自分に教えてほしいと声をかけられました。私の言ったことを良く聞いてくれました。彼は何と言っても、頭が良い子です。私のつたないスペイン語でも、きちんと理解してくれた上に、理解しようとしてくれます。こんなにうれしいことはないですね。そこからは、ぐんぐん上手になり、今ではチームのエースに成長してくれました。嬉しい限りです。これからも全力で彼のレベルアップをサポートしていきます。

二人目は、Charlie。
Charlie

彼はチームで一番体が大きく、パワーも一番あります。本人が意識しているかどうかはわかりませんが、右に左に打ち分けることができ、特に右方向への打球がよく遠くへ飛んでいきます。素晴らしい潜在能力をまだまだ秘めています。これからに期待したいですね。

他にも期待できる選手はたくさんおりますが、きりがなくなりそうなので、この辺にしておきます。
まだまだ発展途上のチームなので、これからのクラブを担っていく選手たちの育成に一つでも二つでも貢献できれば幸いです。
お父さんたちとも仲良くさせてもらいました

まだ6歳のDaniと彼のお父さんと。Daniは年上のこと同じくらい上手にプレーします。これからに期待できる子です。

選手として、彼らの手本になれるように、これからも、トレーニング頑張ります。そして、スペイン語の勉強も。。。

それでは、Adios!!